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多読とは?英語多読で英語学習が変わる

Kinoko
2021.12.30

英語における多読とは何か、
どんな本をどのくらい読めばいいのか、
多読で英語学習はどう変わるのか、

この記事では、英語多読についてお伝えします。

多読とは

多読とは、自分のレベルにあった洋書を大量に読み、楽しみながら英語力を身につける方法です。


時間をかけて語数を積み重ねることで、語彙力や文章の構文解析力が身につきます。
自分の好きな本や、面白いと思える本から「生きた英語」をインプットします。


多読を進めると、英語スピーカーが使っている難しい単語やフレーズでも「あ、あの本にでてきた!」と思う場面が増え、世界が広がります。

ある一定の語数に達すると、言葉が口から自然と出てきたり、聞き取れなかった英語も聞き取れるようになります。

どのくらいの語数を読めばいいのか?

まずは最低ラインの100万語を目指します。
そこから、目標とする英語力に到達するまで語数を増やします。

100万語を超えた後は、300万語、500万語、1000万語とできるだけ多く読み進めます。読めば読むほど自分の実力として蓄積されていきます。

~ この記事の筆者の体験談 ~

「ハリーポッターBook 1を辞書無しで英語のまま読めるレベル」という目標は、約350万語読んだ辺りで達成できました。

どのくらい時間がかかるのか?

筆者の例を挙げると、100万語達成までにかかった期間は4ヶ月半でした。

ひと月平均22万語、一日平均7,400語読みました。

無理なく多読を進めたい場合は、
一日3~5,000語程度で、半年~1年で100万語達成できます。

何を読めばいいのか?

どんなにTOEICの点数や英検のレベルが高くても、
100万語まではGraded Readers(以下、GR)のLevel 1〜36~9歳時向けの児童書を読みます。


理由は、

  • かんたんな本を使って、日本の英語教育でしみついた返り読みのクセ(翻訳グセ)を直すため
  • テストには出てこないけどネイティブスピーカーがよく使う語彙やフレーズの基礎を身につけるため


英語力で大事なことは、いちいち日本語に訳さず、英語は英語のまま理解することです。
このチカラが身につくのが100万語辺りで、一つ上のレベルに到達することができます。

具体的な英語多読おすすめ本

Graded Readers(GR)のLevel 1~3

おすすめは、1) Cambridge English Readers, 2) Compass Classic Readers, 3) ラダーシリーズ, 4) Oxford Bookworms Libraryです。各シリーズのLevel 1の本を一冊ピックアップしました。

4,555語
4,000語
9,480語
5,440語
6~9歳児向けの児童書

おすすめは、1) Marvin Redpost, 2) Magic Tree House, 3) Nate the Great, 4) The Boxcar Children Mysteriesです。GRのLevel 3を難なく読めれば、これらの本も問題なく読めます。

5,209語
4,737語
1,594語
16,803語
4,049語

  • GR Level 1〜3は、かんたんでキレイなインターナショナル英語で文が構成され、たくさんの量を無理なく読めます。
  • 6〜9歳児向け児童書は、日常会話で頻出の語彙を学べます。6歳児向けの本といってもあなどってはいけません。意外と知らない単語が盛りだくさんです。

100万語までは、自分が無理なく読めて、楽しめる本を探しましょう。

100万語を超え、英語のまま理解できる力とある程度の語彙力が身についたら、自分のレベルより少し上のレベルの本にも挑戦します。

英語学習が変わる

ひとたび自分にあった本が見つかると、それを読んで楽しむこと自体が英語力強化につながります。

テスト勉強や学校の授業で習う英語とは違い、英語学習から「勉強」という概念がなくなります。

面白くないリーディング問題文は解かなくていい

TOEICのリーディングパートの点数を上げたい場合、専門の問題集を買って勉強します。ですが、
面白くないですし、続かないです。少なくとも私はそうでした。

一方で、
多読は、おもしろいと思える本だけを読めばいいです。

構文解析や日本語への変換はしない

多読では構文解析をしません。

「この英文を日本語に訳せ」というたぐいの問題もありません。

ポイントは、英語のまま内容を理解するように意識することです。意識して続ければ 自然と身につきます

語彙やフレーズの定着率が高い

徐々に本のレベルを上げていくと、新しい語彙やフレーズに出会います。
それらはいろいろな物語の中で何度も出てきます。 テスト対策での詰め込みと違い、語彙力の定着率が高いです。

異なる文化を学べる

多読の醍醐味は、
一冊の本を通して、著者や登場人物、舞台となる国や地域の考え方や文化を学べる点です。

テスト勉強ではなかなか得られない感覚です。

特に児童書では、英語圏の子どもたちが幼い頃に学んだ教訓や感動を味わえます。
児童書には、大人が子供に伝えたいことが盛りだくさんです。会話文も多いため、リアルな英会話を学べます。

多読を始める

自分に合った本を楽しみながら大量に読み、本当に必要な英語力を「多読」で身につけましょう。

まずは、GRのLevel 1~3や6~9歳児向けのかんたんな児童書を手に取り、最初の一冊を読み切ることから始まります。


読んだ本や語数は、たどろぐ(Tadolog)で管理できます。

どの本を読めばいいか迷ってる方は、たどろぐのブック検索機能をご利用ください。

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